大腸がんとはなにか

大腸とは、小腸の次の消化器官で、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の総称です。
この部分にできた悪性腫瘍をまとめて大腸がんと言います。
特に直腸とS字結腸にできるがんがもっとも多く、全体の約7割を占めています。

大腸がんは元々アメリカなどの欧米に多く、アフリカや日本を含めたアジアでは数が少ないがんでした。
しかし、最近になって日本人にも多く見られるようになってきてしまいました。
1位の胃がんの次、つまりがんの中でも2番目に多いのです。
年々数は増えてきており、2020年には胃がんを超えて1位になるというデータもあります。
歳を重ねるごとに発癌しやすく、40歳を超えると増え始め、60歳~70歳での発癌率がもっとも高いと言われています。
さらに、女性より男性の方に発がんしやすく、進行も早いというデータがありますが、女性の死亡原因の一位は大腸がんですので、男女ともになりやすいというのは確かです。

大腸がんの9割以上の人が、腸の粘膜に「腺種」と言われる良性のポリープが発生し、その一部、または全部ががんとして進行していく「腺がん」というタイプです。
ポリープとはイボのようなもので、大腸にはポリープが発生しやすく、正常な人の半数以上の人がポリープを持っていますが、それががんに変化するかは人それぞれということです。
稀ですが、粘膜の表面に初めからがんが生じる「表在性がん」というタイプもあります。
このタイプは粘膜の奥へ奥へとがんが進み、さらにその進行速度が早いため、発見した頃にはかなり進行しているケースがほとんどなので、細心の注意が必要となってきます。

しかし、不幸中の幸いか、日本人に多い、ポリープができるタイプの大腸がんはがんの中でも比較的進行が遅く、治りやすいがんだと言われています。
ですので、適切な治療を受ければ完治率も生存率も上がります。
そのためには、定期健診と早期発見がもっとも重要となってきます。

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